2011年11月20日

麻布学園文化祭の「太陽の王子ホルスの大冒険」上映会パンフ(1976)

シミや傷みがあって申し訳ないですが
保存していた物が出て来たので。

パンフ写真


























自分はこの時初めて「ホルス」を見ています。
(ぴあのの上映情報に併映が”宇宙パトロール”とあったのを
宇宙大作戦(スタートレック)の別邦題の事かと思って
それ目当てで見に行ったら「宇宙パトロールホッパ」だったと言う
偶然の賜物なんですが(^^;)。

パンフには「51.5.02」とあるので
1976年5月の様です。

パンフ写真


検索してみると、宮台真司氏も
麻布学園の学祭で「ホルス」を見たとの記事がありますが
http://www.miyadai.com/rsd.php?itemid=392
(ページの終わり近くに書かれています)
こちらは上映が1974年とあります。
何年も続けてやっていたのか?…そのへんはちょっと分かりません。

大塚康生氏を筆頭に高畑氏、宮崎氏ら多くのスタッフへのインタビューが
掲載されています。
(ガリ刷りが薄くて判読しにくいところもありますが^^;)
この方面の人々のインタビューを始めて読んだのもこのパンフでしたね〜。

パンフ写真


パンフ写真

パンフ写真

パンフ写真

posted by 田川滋 at 16:46| Comment(0) | 漫画を読む

2009年11月12日

コミティア90(11/15)に谷口敬さん30周年記念本が(す−08a「楽書館」にて)

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冬コミは12/31 東4ホール ユー13b「まるほ企画」で参加致します。

15日のコミティア90は、
今回は自分が申し込むのをうっかり忘れてしまったのですが(汗
ね−08a「ワンダーワンダー」さんのスペースに
売り子で参加させて頂く予定にして居ります。

自分の本も少し持っていくかも知れませんが、既刊しか有りませんので
わざわざ場所を取らせて頂いて委託で並べるかどうかは…?
機会を頂いて上海旅行などしている内に
仕事の方の日程が急に詰まって来たので
15日までに何かコピー誌…とも言っていられない状況にありますorz。

15日の「ワンダーワンダー」さんのスペースでは
夏コミ新刊で自分も1p解説(?)を書かせて頂いた
山崎浩さんの「スーの世界」その他既刊を頒布予定との事です。
http://d.hatena.ne.jp/fusigifusigi/20091019

また、書くのが遅れてしまいましたが
mixiにてマイミクさせて頂いた
谷口敬さんの漫画家デビュー30周年記念本  「少女づくし」
が数十部ほど、全冊サイン入りで
す−08a「楽書館」にて委託頒布されるとの事です。

マイミクのご縁で先にゲットさせて頂いていました、有難うございましたm(__)m。
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多分100人を超える少女像が描かれながら、似た様な人物は…一人も見当たりません。
この描き分けにはただ感嘆です。本当の画力の為せる業ですね。

増刷の予定も無いそうですので、くれぐれもお早めに。

当日は「なんで会場に行きながら買って来なかった!」と某先輩などから言われない様に
もう一冊入手を試みてみます(^^;。

また、楽書館のコミティア90新刊『楽書帖 冬風の巻21』にも
「少女づくし2」が掲載されているとの事です。

谷口さんのサイトでの告知はこちらに。
http://mizunotawamure.web.infoseek.co.jp/

posted by 田川滋 at 03:17| Comment(2) | 漫画を読む

2009年09月12日

「金田伊功を送る会」(8/30)

これもアップが遅くなってしまいましたが
8月30日は、7月に亡くなられた伝説のアニメーター、金田伊功
(かなだよしのり、いすけ、IKO)氏を偲ぶ「送る会」に参加して来ました。

以下、記憶を元にした当日のメモです。
書かれている発言の要約には
自分の主観、聞き違いや記憶違いなど多々ありそうです(汗。

*アニドウのページに
当日の写真が掲載されていますね。
http://www.anido.com/html-j/kanada-j.html

−−−−−−−−
衆院選挙と台風接近の日。
午後、外に出ると涼しい風が吹きつけ、どことなく気分がざわっとします。
金田氏の訃報が伝わったのは何十年ぶりと言う皆既日食の日。
この日も台風と、政権交代。金田氏にまつわる日は
いずれも「ただの日」では無かった…と記憶に残りそうです。

そう言えば送る会ではなみき会長が、
"会の準備をしながらTVで台風の進路図を見ると、
なんでここに金田氏の原画が映ってるんだ?なんて思ったりして…"
と話されていましたね(^^;。
なるほど、丸は光や爆発など、金田作画で多用されるモチーフですし
予測困難で気まぐれな進路も、金田氏の描く線の様です。 33825849_112908241[1]

日食に台風…風よ、光よ…それはライオン丸か…"などと
とりとめもなく考えつつ、会場の杉並公会堂に到着。 33825849_1095016811[1] 1271317077_211[1] 1271317077_159[1]

最近のアニドウの上映会ではお馴染みの場所ですが
いつもの地下と違って、千人以上入る2階の大ホール。
周囲はアニドウ古参会員枠と言う感じの席順でした(^^;。

会はピアノの独奏で始まりました。
曲は、金田氏の参加が印象的だった「ザンボット3」のED
「宇宙の星よ永遠に」。なるほど…
演奏されていたのはアニメーターの佐藤千春さんだそうです。
http://motoz5.cocolog-nifty.com/animator/2009/08/wo-19ed.html

私事ですが、ここでちょっとむせてしまいました。
記録に音が入ってしまっていたらすみません(汗。
映画館や上映会では時々やってしまうのです。
飴やフリスクなどを含めば収まるので、今日も途中で買っていたんですが
どこにしまったのか分からなくなっていたと言ううかつ。

なみき会長の挨拶を聞いていると、いつもの上映会みたいな気分ですが
野田卓雄氏の弔辞が始まり、その訥々たるお話し振りに
これが葬儀に準じる催しで、金田氏は既に故人なのだと
改めて思い起こされました。

"1974年、「(ロボットアニメの仕事を)手伝ってくれ」と金田君に会い
彼は大きな体を二つに折って"よろしくお願いします"と礼儀正しく…"
"ロボットアニメと言う(絵に関してある意味大らかな)場で仕事をした事は
彼がその才能を羽ばたかせるためには良かったのだろう"
"彼の絵に無用のブレーキをかけたくなかったので、顔は僕が直すからと
好きなようにやって貰った、でも(流された「ガイキング」の映像を見て)
直してませんね…(笑)"
"3年後に君は新たな場に旅立って言ったが、その時君のアニメーションは
既に80%は完成していたと思う"
と言ったお話だったと思います。

氷川竜介氏の"生アニメ夜話"的金田作画の分析・解説。
スライドや、原画とフィルムの比較などで
金田伊功をはじめて知る人にもその"構成要素"が
分かりやすく伝わる内容でした。
一方で「ブログでは思わず、"金田伊功"の名を、すべての日本人が
忘れないものに…等と書いてしまいましたが」と御本人も仰っていましたが
金田氏の足跡の大きさを忘れる事無く
その表現や情熱を多くの人に継承して欲しい旨、
熱く語って居られました。

金田氏は日本の古代伝説を題材にした新作を構想していたそうで
氷川氏にも、具体化したら取材写真などの協力を、等と話をしていたそうですが
実現しないままとなってしまい残念です…と。

亀垣一、平山智、本橋秀之氏が三人で登壇。
もっぱら語り役の亀垣氏は"悔しいね、悔しいね…"とハイテンション。
今も若い感じの亀垣氏の横の平山氏はロマンスグレーで、
同年輩と言うイメージを勝手に持っていたので、ちょっと意外でした。

*金田氏の原画になぜか100円玉が貼り付けてあって、見てみると
"これあげるから修正しないで下さい、作監様"と…と言うエピソードは
亀垣氏だったか、あるいは平山氏からだったでしょうか。

本橋氏は金田氏から"望月三起也(の漫画)が好きなんだ"と聞かされた話など。
(宝くじが当たったら作ろう、と昔の本で語られていた
ワイルド7のパイロット版、見たかったですね…)

ジブリ作品の担当シーンの映像の後、庵野秀明氏が登壇。
「もっと作品を見たかった、僕の作品も見て欲しかった」と
無念を語って居られました。
「風の谷のナウシカ」では3か月ほど同じ場所で
一緒に原画を書かれていたそうですが
作画について話し合った時には"手を抜けばいいんだよ"なんて言われたと。
効率を考えて、描くべきところを見極めろと言う事と解釈しています…
と言った旨。

皆さん弔辞の後に、花束を舞台右側の遺影に捧げて一礼していたのですが
庵野氏がとりわけ深く頭を下げていた様に(多分たまたま)見えたのが
何故だか印象に残りました。

「銀河鉄道999」のクライマックスでは金田氏とお二人で活躍した友永和秀氏。
"冗談なんでしょうけど、「何故オープロに来なかったの」と聞くと
「オープロには友永和秀がいるからだ」と…"
大泉を歩いていて貞光紳也氏とばったり会い、金田氏と一緒に住んでいた部屋に
それ以来しょっちゅう遊びに行って飲んでいた…とか
銀河鉄道999の打ち上げ(?)で、"彼は力が強いもんで、腕をこうグッと回して来て…"
いきなりディープキスされたとか、そんな御話をされていた様な(^^;。

友永氏が現在在籍するテレコムに、
今年になってスクウェアエニックスからの仕事が回って来て
(何かのゲーム内のアニメーションでしたっけ)
その中に金田氏の描いたレイアウト(原画?)が有り、"久しぶりに彼の生の絵を見て
周りに「金田君だよ!」と話したけれど、特に作画以外の若いスタッフは
もう彼の事を知らない…"
"彼のレイアウトは(相変わらず?)キャラが設定にさっぱり似ていないので"
自分もキャラを似せるのは苦手なのに、設定に合わせようと苦労して清書した、
最後にこう言う繋がりが合ったのも何かの縁かも知れない"…と言った
御話だったと思います。

りんたろう氏は"さっぱり売れなかった"と言うOVA
「ダウンロード 南無阿弥陀仏は愛の詩」を一緒に作った時の御話など。
二人で空海や密教の話をしたり、チベット奥地の寺院に行って九字を切ったり。
マッドハウスのオフィスがあちこちに分かれていた時、
二人の仕事場の有った雑居ビルの下の階にはアヤしげな宗教団体が入っていて
その入会案内を金田氏がしげしげ眺めていたとか… 
(そこに出入りしていた女の子が可愛かったから…なんて話みたいですね^^;)
ジブリ作品での金田氏にしろ、アニメーション界で関わった作品は実に幅広く
いろんな顔を持っていたと、改めて思い起こします。

アニドウ秘蔵の映像として若かりし頃の姿のほか
小松原一男氏追悼イベントのカラオケ大会で
"俺はグレートマジンガー"を熱唱し優勝した様子など。
(このために、当時仕事をしていたスクウェアのハワイのスタジオから
急遽帰国していたのだとか)
宮崎駿氏も語っていた「金田アニメの源流は本人の動きに有り」を実証すべく
わざわざ複数のカメラを用意して記録していたとか。

その予測不可能なアクションは正に金田アニメと言うほか無く(^^;。
歌声も最初のキーから普通ではなく(笑)、途中で何度も意表をつくところで
突然キーが変わったり。テンポもゆらゆらしていて、まさに予測不能。
全身○○とか言いますが、正に「全身アニメーター」。
凄いものを見てしまいました(^^;。
しかし、小松原氏の追悼イベントで語る金田氏の映像を
こう言う場で見る事になるとは…。

*あ、過去のアニドウのイベントで語る金田氏の映像も有りましたね。
自分が直接見たのは、もりやすじ氏関連のイベントの時だったかと思いますが
"「空飛ぶゆうれい船」が好きで、それだけで東映動画に入って
「ホルス」なんかは全然知らず、「見てないの?」と周りから白い目で…"
"「101匹わんちゃん」の、灯台に住んでる女の子が…"で
「わんわん忠臣蔵、ね」となみき会長のツッコミが入り
思わず苦笑いの金田氏…と言った、
東映動画時代を語るの部分がそのイベントだった気がします。

最後に金田夫人、実弟の方からのご挨拶。
天才アニメーター金田氏も一人の「家族」で、
それを失ってまだ間もないのだと改めて…。

終了後の混雑は普段の上映会の比ではなく
人並みに紛れて猫柳さんにご挨拶しそびれm(__)m。
カンパ入れの横の人の流れの中で
「万札しかない…小銭と言うのもアレだし…う〜ん、あとで振り込もう」
と通り過ぎたら、記録ビデオにしっかり写っていた様な(^^;。
う〜ん、ピアノ独奏の時と言い…orz
出口ではこの日の記録・記念となる冊子が配布されました。 1271317077_243[1]

会場を出る頃にも雨は降り続き、
hishiiさんと駅前の飲み屋でモツ鍋やらホッピーやら。
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金田さんは57歳でしたが、
思えば手塚・藤子先生が亡くなった時も60そこそこでした。
生きて食べて飲める時に、出来る仕事をしておかないと…と。

posted by 田川滋 at 18:01| Comment(0) | 漫画を読む